俺は、何を見ているんだ?
2021.4.2 FRI 禁断の実験の果てにみる"人間の正体"とは。
目に見える世界が信じられなくなる世界

INTORDUCTION

目に見える世界が、
全てとは限らないー。
カルト的人気を誇る永遠の問題作、驚愕の実写化!

原作は、人間や社会の深部を鋭く切り取り描き続けてきた漫画家・山本英夫による累計発行部数400万部超えの国民的カルト漫画。独創的な内容から“映像化不可能”とも言われていた原作を、連載開始から10年以上の時を経て、国内外で活躍する映画監督・清水崇が、大胆で独特なタッチと繊細な心理描写で描き出す。

記憶も社会的立場も失い、禁断の実験により運命が狂い出す主人公・名越進を演じるのは綾野剛。名越に、頭蓋骨に穴を空ける手術=トレパネーションを施す研修医・伊藤学を成田凌が演じる。映画オリジナルの役柄“謎の女”を岸井ゆきのが、原作においても印象的なキャラクターである女子高生1775役に石井杏奈が登場。さらに、名越に意外な深層心理をえぐり出されるヤクザの組長役に内野聖陽と、物語の鍵となる個性豊かな俳優陣が競演する。劇中音楽、メインテーマを担当するのは、常田大希が率いる音楽集団millennium parade。劇中に使用する全ての楽曲を書き下ろし、映画全体の独特な世界観を彩る。誰しもが抱える心の慟哭を実力派俳優が狂おしいまでの人間味で演じ、”人間の正体”を赤裸々に投影した衝撃のサイコミステリーがここに誕生した。

STORY

俺は、何を見ているんだ?

禁断の実験の果てにみる"人間の正体"とはー

一流ホテルとホームレスが溢れる公園の狭間で車上生活を送る名越進。過去の記憶も感情も失い、社会から孤立していた。そこに突然、奇抜なファッションに身を包んだ研修医・伊藤学が目の前に現れる。
「頭蓋骨に穴を空けさせて欲しい」
「あなたじゃなきゃ、ダメなんです」
突然の要求に戸惑う名越だったが、 “生きる理由”を与えるという伊藤の言葉に動かされ第六感が芽生えると言われるその手術<トレパネーション>を受けることに。術後、名越が右目を手で覆い、左目だけで見たのは、人間が異様な姿に変貌した世界だった。その現象を「他人の深層心理が、視覚化されて見えている」と説く伊藤。彼はその異形をホムンクルスと名付けた―。ホムンクルスと化した人々の心の闇と対峙していく中で、名越の過去が徐々に紐解かれ、自らの失った記憶と向き合うことに。果たして名越が見てしまったものは、真実なのか、脳が作り出した虚像の世界なのか?取り戻した記憶に隠された衝撃の結末とは?!

STAFF

監督 清水崇 コメント

1972年7月27日生まれ、群馬県出身。ブースタープロジェクト所属。
大学で演劇を専攻し、同郷の小栗康平監督作『眠る男』(96)の見習いスタッフで業界入り。小道具、助監督を経て、自主制作した3分間の映像を機に98年、関西テレビの短編枠で商業デビュー。東映Vシネマで原案・脚本・監督した『呪怨』シリーズ(99)が口コミで話題になり、劇場版(01,02)を経て、USリメイク版“The Grudge”:邦題『THE JUON/呪怨』(04)でハリウッドデビュー。日本人初の全米興行成績No.1に。続く“The Grudge 2”:邦題『呪怨パンデミック』(06)も全米No.1に。近作に『9次元からきた男』(16)、『ブルーハーツが聴こえる/少年の詩』『こどもつかい』(共に17) 『犬鳴村』(20)『樹海村』(21)など。ジャパンホラーの巨匠としてホラーやスリラーを中心に、ファンタジーやコメディ、ミステリー、SFなど様々なジャンルに取り組んでいる。

音楽 ermhoi/江﨑文武

  • ermhoi

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    日本とアイルランド双方にルーツを持ち、 独自のセンスで様々な世界を表現する、トラック メーカー、シンガー。2015年 1st Album "Junior Refugeeを salvaged tapes records よりリリース。
    以降イラストレーターやファッションブランド、映像作品やTVCMへの楽曲提供、ボーカルやコーラスとしてのサポートなど、ジャンルやスタイルに縛られない、幅広い活動を続けている。2018 年に小林うてなと julia shortreed と共に Black Boboi 結成。フジロック 19`のレッドマーキー出演を果たす。2019年より millennium parade に参加。2020年6月には E&Amphitrite を BINDIVIDUAL records よりリリース。

  • 江﨑文武

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    1992年 福岡市生まれ。WONK,millennium paradeでキーボードを務めるほか、King Gnu, Friday Night Plansなど様々なアーティスト作品のレコーディングやプロデュースを手がける。映画やコマーシャルへの楽曲提供も多数。音楽レーベル“EPISTROPH”を主宰しデザインを監修するほか、芸術教育の領域でもその活動の幅を広げている。
    東京藝術大学音楽学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修了。

メインテーマ 「Trepanation」
millennium parade
(ソニー・ミュージックレーベルズ)

Music and Produce: Daiki Tsuneta
Lyrics and Vocal: Friday Night Plans
Arrange: millennium parade
Orchestral Programming, Synthesizer and Rhodes: Ayatake Ezaki
Orchestral Programming and Violin: Shuntaro Tsuneta
All other instruments: Daiki Tsuneta

millennium parade

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プロデューサー/ソングライターである常田大希によるプロジェクト。「世界から見た東京」をテーマにデジタルネイティブなミレニアル世代を中心としたミュージシャン、映像ディレクター、CGクリエイター、デザイナー、イラストレーターなど、様々なセクションを内包した気鋭のクリエイティブ集団。
『攻殻機動隊 SAC_2045』(Netflix)や映画『ヤクザと家族 The Family』の主題歌なども担当。

公式HP:https://millenniumparade.com/
Instagram:https://www.instagram.com/mllnnmprd/
Twitter:https://twitter.com/mllnnmprd
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UChex1vr4WtFu-OsAukjuYCA

原作 山本英夫 コメント

ホムンクルス第1巻

「ホムンクルス」
山本英夫著
全15巻
小学館
「ビッグスピリッツコミックス」刊